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中高年登山者のみなさんへ

~ 高知県における最近5年間の中高年者の遭難者は24名と全体の63%を占めています ~

最も危険な「自称ベテラン」登山者へ

「昔やれたんだから今だってやれる」と中断した年月と、年齢からくる体力的ギャップに気が付かないで登っていませんか、若い頃に比べ運動神経は鈍り、体力も低下しています。自分の体力をよく把握して、登れる山を選んで楽しんで下さい。

無理をして頂上に登ることだけが登山の目的ではありません。

身近な山で登山の基礎を身につけて下さい

歩き方の基本

身近な低い山でも、樹林帯・沢・岩場・急斜面等の場所で経験ができる。

歩幅や体重のかけ方、足の運び方等その場の状況に合った歩き方を学んでください。

規則正しい登山をしましょう

~自分の体力に合ったピッチで~
一般には、50分歩いて10分休憩がワンピッチですが、歩きは40分でも1時間でも規則正しいピッチを繰り返すことです。不規則は長時間の登山にはむきません。

ガイドブックとの比較研究

ガイドブック等に記載している時間と実際に要した時間を比べてみてください。そうすると自分の体力が確認できますので登山計画の時間配分ができます。

地図を読む

市販の「山と高原地図」国土地理院発行の2万5千分の1と5万分の1の地図がありますが、2万5千分の1の方が情報量が多くなっています。コンパスを使用して現在地を地図に落とし、目で見える風景を地形図の記載と照らし合わせる練習を重ね、地図を見て現場の風景をイメージできるようになってください。

必要な装備

  • 登山靴~底が固く足首まであるブーツ型のもの
  • ザック~日帰り登山でも30㍑位の余裕のあるもの
  • ズボン~伸縮性のあるものが疲れにくく動き易い
  • ヘッドライト
  • 雨具 ~ セパレーツタイプで通気性のあるもの
  • 非常食~1日分位(火を使用せずに食べれるもの)
  • 通信機器~携帯電話やアマチュア無線機等(予備電池も携行しましょう。)
  • ステッキ

他にも数多くありますが、最低でも上記装備が必要です(冬期は別です)

★ヘッドライト・雨具は日帰り登山であっても必ずザックの中に

遭難原因と事故の防止

疲れが溜まると、注意力が散漫になったり、バランスを崩したときに体を支えることができなくなり、滑落や転落、転倒等の事故が起こりやすくなります。

  • 滑落、転落等の事故は下山時に発生していますので、休憩をとりながら緊張感をもって慎重に行動をしてください。特に、中高年の皆さんは、休憩後はその場でストレッチをして体をほぐして「筋肉に動くよ」という指示をして行動を開始してください。
    ~気持ちが先行しても体はついていっていません~
  • 道迷い
    遭難事故で一番多いのが道迷いです。「地図にない」「道標等の目印がない」「最近人が通っていない」「おかしい」と思ったらすぐに道標等の目標のある場所に引き返しましょう。道が分からなくなったら尾根の見通しの良い場所まで登り確認をしてください。谷に入ってしまうと滑落、転落等の危険性があり引き返すこともできなくなる場合があります。

遭難したときのヘリコプターへの合図

  • 白いタオル等の目立つ色もので大きく合図をする。
  • 鏡・ナイフ等の反射材やカメラのフラッシュなどの光をヘリコプターにあてる。
  • 見通しの良い場所に出て合図をする。