非行を注意して少年を育てる
声かけ活動推進中
増加する少年の非行や問題行動は社会問題にもなっています。
最近は、地域住民の連帯感も薄れ、「他人のことには関わりたくない」、「注意してもその親から文句を言われるかもしれない」、といったことから注意をする大人がいなくなったことが、少年の非行増加の原因の一つになっているといわれています。
逃げないで
本気で叱って ぼくたちを

これからの未来を担うのは少年たちです。
地域社会の中で少年を健全に育むためには、非行や問題行動には、はっきりと「ダメ」と声をかける活動はとても大切なことです。
声かけて
みんなで育てる 地域の子

近所で見かける少年たち・・。
「気にはかかるけど、声をかけるのは怖いし、面倒なことにはかかわりたくない・・・」。そんな大人が増えています。
「みんなが声をかけられる、そして子どもが育っていく・・・」
悪いこと
見て見ぬふりも 悪いこと

「ダメなことはダメ」「悪いことは悪い」周りの大人がきちんと注意し、少年たちにしっかりと自覚させ、非行の誘惑に負けない強い心の少年を育てる。
非行絶つ
友の目 親の目 地域の目



高知県少年警察ボランティア協会
少年少女の家出を防ごう
家出の理由
- 生活のリズムの変化から家出をする場合があります。
夏休みなど長期の休みに、子どもたちは地域社会の中で貴重な体験をしています。
ところが、毎年休み明けの時期には、夏祭りなどの特別な催し事などで、夜更かし朝寝坊をしてしまうなど、生活のリズムが乱れてしまいがちです。★友達ともっと遊んでいたい★もっと自由な時間が欲しいなどといった欲求から家出をする場合があります。 - 『自我の目覚め』や『自立心』の芽生えから家出をする場合があります。
今までどおり接してきたのに、ある日突然★「親にくどくど言われうるさい」★「自由がない家だ」★「勉強の事ばかり親が言ってくる」★「友達のことをあれこれいう」などと子どもの態度や言葉に反発が表れることがあります。これは、自我の目覚めから、自立心の高まりとともに、親への批判的態度が生まれてくるからです。
この親への批判的態度が家出となって表れてくる場合もあります。 - 現実からの逃避のーつの形態として家出をしてしまうこともあります。
★「宿題ができていない」★「勉強するのがいやだ」といった、現実からの逃避のーつの形態としての家出や無断外泊をする子どもがいます。
一旦家出や無断外泊をすると、気持ちが大きくなったり自暴自棄になったりし、自転車やバイクを盗んだり、甘い言葉に誘われ性的な被害にあう子どもたちも出ています。
家出・無断外泊を防ぐために
- 家庭では子どもの成長を少しずつ認めましょう。
★家庭内での不安や不満などを解消できるよう、お子さんの話に耳を傾け、まず、じっくり聞きましょう。★親の気持ちを率直に伝える工夫をしましよう。★お子さんの良さを認め、それを言葉に出して伝えましよう。★親子で汗を流して作業などをしながら、社会のルールを正しく教えましょう。
- 地域社会では、まず、大人がルールを守って育てていきましょう。
★よそのお子さんにも「愛の一声」をかけましよう。★親同士が地域の仲間として、地域活動への参加を誘い合いましよう。★子ども達に、清掃活動や祭りなどの地域活動へ参加するよう呼びかけ、地域の一員として仲間の輪に入れましょう。★スポーツや社会参加活動を通じて、たくましい心と体、やさしさと思いやりの心をはぐくみましょう。
少年相談のご利用を
警察では、少年に関する相談を受けています。子どもさんの非行問題など困ったたことについては、他人に相談内容が漏れる心配はありませんので、お気軽にご相談ください。
相談は、お近くの警察署の少年係又は“少年相談電話”で受けています。
ヤングテレホン 088-822-0809
スクールサポーターが活動しています
高知県警では、平成20年4月1日から
- 子どもの安全確保
- 少年の非行防止
のため、学校、地域のパイプ役として活動する高知県警察スクールサポーターを県警本部少年課や警察署に配置しています。

具体的な活動は、警察官やボランティアの方々と一緒になって
- 子どもたちの登下校時の安全見守り活動
- 誘拐被害防止教室や非行防止教室の開催
- 街頭補導活動
- 不審者情報の把握やお知らせ
などを行っています。
スクールサポーターに関するご意見やご要望がありましたら、お気軽にご連絡ください。
電話088-826-0110
- スクールサポーターの活動状況
- 小学校における全校集会の様子
- 車両に貼るマグネットシートの紹介
少年サポートセンターの紹介

場所
高知市小津町6-4
高知県立塩見記念青少年プラザ2階
電話番号
088-825-0110
業務時間
平日の午前8時30分から午後5時15分
(土・日・祝日はお休みです)
- 少年サポートセンターは、高知県警察本部少年課内の相談機関として、平成11年に発足しました。
- 子どもたちはさまざまなサイン(非行など)を見せてくれます。 その意味を保護者と一緒に考えながら、子どもたちが心身ともに健やかに成長することを願って、学校や関係機関と連携した取り組みを行っています。
どんな人が勤務しているの?
警察職員(警察官・少年補導職員)、高知県教育委員会から派遣された教員、知事部局から派遣された福祉専門職員などが一体となり、警察、教育、福祉のそれぞれの持ち味を出し合った活動をしています。
どのような業務を行っているの?
主な業務は、
- 少年相談活動
- 街頭補導活動
- 被害少年への支援活動
- 少年の立ち直り、居場所づくり活動
の4つです。