高知県警察速度管理指針【令和6年4月改正】

公開日 2024年01月28日

更新日 2024年04月25日

高知県警察速度管理指針【令和6年4月改正】 

  • 高知県警察では、関係機関・団体等と協力をしながら、「交通事故のない安全・安心な高知県」を目指し交通事故抑止対策に取り組んでいます。
  • 高知県内の過去5年間の交通事故(人身)を分析した結果、速度超過を伴う事故の死亡事故率が高いことなどから、総合的な速度管理を推進して、車両の走行速度の低下による交通事故の被害軽減、交通事故死者の減少を図るための高知県警察の基本的な考え方や大綱方針として、「高知県警察速度管理指針」を改正しました。
  • 高知県警察速度管理指針は、これを県民の皆様に示し、その理解を深めていただくため、取りまとめたものです。
  • 速度管理指針は、国家公安委員会委員長が主催し、平成25年8月から計3回開催された「交通事故抑止に資する取締り・速度規制等の在り方に関する懇談会」から提言を受け、都道府県単位で順次策定し公表見直しを行っています。
    「提言」はこちら(※ 警察庁リンクhttp://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku/regulation_wg/teigen/teigen.pdf

各警察署等の速度取締り指針について

  • 高知県警察速度管理指針に基づき、県下各警察署等では、警察署等の地域単位での速度取締り管理の考え方を交通事故分析結果を踏まえて策定し、公表することとしています。
    警察署等で策定する「速度取締り指針」では、警察署等の設定する速度取締り重点(重点路線、重点時間帯、区域等)を記載しています。
  • 各警察署等の策定については「速度取締り指針」を確認して下さい。

総合的な速度管理の必要性

 下記、令和元年から令和5年における過去5年間の県内の人身事故分析の結果から、総合的な速度管理の必要性を認めるものです。

交通事故の発生状況

  • 人身事故全体に占める死亡事故の発生率は、約42件に1件全国ワースト5位)
  • 人身事故の約6.8パーセントが規制速度を超過

規制速度を守ることによる被害軽減効果

死亡事故率グラフ(規制速度を守ることによる被害軽減効果)

規制速度超過がある交通事故 死亡事故率は7.23倍!

走行速度と交通事故等の関係

死亡事故率グラフ(走行速度と歩行者事故の関係グラフ)

走行速度が30km/hを超えると歩行者の死亡事故率上昇!

高知県警察における総合的な速度管理の内容

幹線道路

 交通事故の特徴

  • 規制速度の超過を伴う人身事故の約34.1%が二桁国道、約44.8%がその他の幹線道路で発生!
  • 規制速度の超過を伴う死亡事故の約43.2%が二桁国道で発生!

事故車

目標

 規制速度の遵守を促し、交通事故総量の抑止、被害の軽減を図る。

施策の例示

  • 規制速度の必要性(見直しを含む)の周知
    規制速度の設定理由や見直しの趣旨を運転者に周知することで、規制速度遵守を促します。
  • 判りやすい標識標示
    運転者に判りやすい標識標示とし、規制を遵守しやすくします。
  • 取締りを含めた街頭活動の強化
    取締りを含めた街頭活動を、積極的に見える・見せる形で行うことで、規制速度遵守を促します。

生活道路

 交通事故の特徴

  • 車両対歩行者の人身事故の割合は約19.8%、うち約35.6%が死亡・重傷事故!
  • 速度超過を伴う対歩行者事故は、事故時の被害が大!

スケアード

目標

 通り抜け車両の流入の抑制、通行車両の走行速度の抑制を図り、歩行者事故の防止を図る。

施策の例示

  • ゾーン30プラスによる面的な速度規制
    区域(ゾーン)を定めての30km/h規制と物理デバイス(スムーズ横断歩道など)を組み合わせた対策により速度抑制を図ります。
    交差点の様子(ゾーン30プラス)
  • 取締りを含めた街頭活動の強化
    警察官等による積極的な街頭活動を行うとともに、可搬式オービスを活用した取締りにより速度抑制を図ります。 

可搬式オービスチラシ

高知県警察速度管理指針の参考資料

高知県警察速度管理指針【R6改正】[PDF:702KB]

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