公開日 2023年11月02日
更新日 2026年09月18日
規制されている主な薬物
覚醒剤
【形状・俗称等】
主に白色の粉末や無色透明の結晶。無臭でやや苦みがあります。俗に「アイス」、「シャブ」、「クスリ」、「S(エス)」、「スピード」、「ヤーバー(錠剤型の覚醒剤)」等と呼ばれています。
【使用方法】
覚醒剤の水溶液を注射する方法が一般的ですが、粉末を火であぶって煙を吸う、飲物に入れて飲むといった方法もあります。
【作用】
神経を興奮させ、眠気や疲労感がなくなり、頭が冴えたような感じになります。しかし、効果が切れると、激しい脱力感、疲労感、倦怠感に襲われます。
覚醒剤は、特に依存性が強く、使用を続けると、“壁のしみが人の顔に見える”、“いつもみんなが自分を見て悪口を言っている”、“警察に追われている”、“誰かが自分を殺しに来る”などといった幻覚や妄想が現れるほか、時には錯乱状態になって、発作的に他人に暴行を加えたり、殺害したりすることがあり、このような症状は、やめても長期間にわたって残る危険性があります。
また、大量の覚醒剤を摂取すると、急性中毒により、全身けいれんを起こし、意識を失い、最後には脳出血で死亡することもあります。

【密売されている結晶状覚醒剤】
大麻
【形状・俗称等】
乾燥大麻(「マリファナ」、茶色または草色)、大麻樹脂(「ハシッシュ」、暗緑色の棒状又は板状等)、大麻から特定成分を抽出した濃縮タイプの加工品(「大麻リキッド」等)があります。
【使用方法】
通常は乾燥した葉等をキセル、パイプ、水パイプ等を使用して吸煙しますが、そのまま食べる、溶液として飲むなどがあります。
【作用】
一般的には、気分が快活、陽気になり、よくしゃべるようになるといわれていますが、その一方、視覚、聴覚、味覚、触覚等の感覚が過敏になり、変調を来したり、現在、過去、未来の観念が混乱して、思考が分裂し、感情が不安定になったりします
このため、興奮状態に陥って、暴力や挑発的な行為を行うことがあり、さらには、幻覚や妄想等に襲われるようになります。
また、毎日ゴロゴロして何もやる気のない状態となる「無動機症候群」に陥ることもあります。

- 違法栽培された大麻

- 大麻の花穂(バッズ)

【液体大麻】
MDMA
【形状・俗称等】
MDMAは、本来は白色粉末ですが、様々な着色がされ、文字や絵柄の刻印が入った錠剤の形で密売され、俗に「エクスタシー」等と呼ばれます。
【作用】
強い精神的依存性があり、使用を続けると錯乱状態に陥ることがあるほか、腎・肝臓機能障害や記憶障害等の症状も現れることがあります。

- MDMA
向精神薬
向精神薬は、中枢神経系に作用して、精神機能に影響を及ぼす物質で、その薬理作用によって鎮静剤系と興奮剤系に大別されます。
【作用】
向精神薬は、ほとんどが医薬品として流通していますが、医療目的から逸脱して使用すると、感情が不安定になる、判断力が鈍くなる、歩行失調になるなど、心身への障害が生じます。

- 向精神薬(トリアゾラム)
薬物乱用の弊害と法規制
覚醒剤を始めとする薬物の使用により、一時的に頭が冴える、神経が興奮するというような感覚を得たように感じられることがありますが、その後、脱力感や疲労感に襲われ、幻覚、妄想といった症状が引き起こされたり、精神のバランスが悪くなったり、ついには、体の主要な器官に深刻な悪影響を及ぼし、最悪の場合、死に至るなど、精神と身体の両面が破壊されます。
規制される薬物は、中枢神経系に作用することから、使用した時の快感を得たり、薬物の効果が切れた時の苦痛などから逃れるため、薬物による効果を強く求めるようになる「依存性」が形成されます。また、薬物を繰り返し使用しているうちに同じ量では効かなくなる「耐性」が生じます。
「一度だけ」という好奇心や遊びのつもりでも、薬物の依存性と耐性によって、使用する量や回数はどんどん増えていくという悪循環に陥り、自分の意思ではやめることができなくなります。
さらに、使用するのをやめて長期間経った後に、突然、幻覚や妄想等の精神障害が現れるフラッシュバック(再燃現象)が起こることがあります。

- 注射痕
社会に与える弊害
薬物を乱用すると、その薬理作用から幻覚、妄想等の精神障害に陥り、殺人、強盗、放火等の凶悪な犯罪や 重大な交通事故等を引き起こすことがあります。また、薬物の購入資金を得るための犯罪も発生しています。

- 放火

- 交通事故
薬物乱用に対する法規制
薬物乱用は乱用者本人のみならず、周囲の人、更には社会全体に害悪を及ぼす重大な犯罪です。
覚醒剤や大麻等を使用・所持するなどの行為は法律により厳しく禁止されており、違反した者には重い刑罰が科せられます。
【罰則の例】
● 覚醒剤の所持、使用・・・覚醒剤取締法
(単純)10年以下の拘禁刑
(営利)1年以上の有期拘禁刑 情状により500万円以下の罰金を併科
● 麻薬(大麻等、コカイン、MDMA等合成麻薬、LSD)の所持、施用・・・麻薬及び向精神薬取締法
(単純)7年以下の拘禁刑
(営利)1年以上10年以下の拘禁刑 情状により300万円以下の罰金を併科
各種薬物事犯の検挙状況の推移(令和3年から令和7年まで)

高知県薬物検挙状況の推移(令和3年から令和7年まで)

麻薬及び向精神薬取締法違反(大麻単純所持・施用)で検挙された者について、大麻に対する認識等を調査した結果



NO! 薬物「運び屋」
「運び屋」への誘いに乗らない
薬物犯罪組織等は、知人の紹介、元同僚、学校時代の先輩・後輩等、あらゆる人間関係を利用して「運び屋」になるように誘ってきます。
違法な薬物には絶対に関わらない
薬物「運び屋」は、重大な犯罪です。日本でも外国でも重い罪で厳しく処罰されます。
不用意に他人から荷物を預からない
他人から預かった荷物でも、自分の携行品の中身については責任を問われます。
「知らなかった」、「分からなかった」ではすみません。
PDFの閲覧にはAdobe社の無償のソフトウェア「Adobe Acrobat Reader」が必要です。下記のAdobe Acrobat Readerダウンロードページから入手してください。
Adobe Acrobat Readerダウンロード
