【お知らせ】令和４年５月13日からの高齢者講習・認知機能検査・運転技能検査（新設）について

令和４年５月13日から、道路交通法の一部が改正されることに伴い、高齢者講習等が変わります。

対象となるのは、有効期限の満了日が令和４年11月14日（月）以後の方です。

（注意）有効期限の満了日が令和４年11月11日（金）までの方は、令和４年５月13日以降は認知機能検査と高齢者講習の内容及び手数料が変わりますが、運転技能検査の対象とはなりません。

 

高齢者講習の一元化

満了日の年齢が75歳以上の方は、２種類ある講習が２時間の講習に一元化されます。

内容は「講義」「運転適性検査」「実車指導」です。

普通自動車対応免許以外の免許をお持ちの方は、「実車指導」を除いた１時間の講習となります。

 

認知機能検査の方法等の見直し

満了日の年齢が75歳以上の方に受けていただく検査です。

現行の検査項目（時間の見当識、手がかり再生、時計描画）から時計描画を削除し、現行の判定が３区分から認知症のおそれの有無の２区分となります。

 

運転技能検査（新設）

近年、高齢運転者によるハンドル及びアクセル、ブレーキ操作の誤りが原因で起こる事故が増加していることを踏まえ、身体機能の低下が関わる運転技能についての検査を導入します。

対象となるのは、満了日の年齢が75歳以上で、過去３年間に一定の違反歴のある、普通自動車対応免許をお持ちの方です。

普通自動車で検査コースを走行し、運転技能を採点します。

検査は更新期間満了日前６か月以内で繰り返し受検できますが、不合格の場合は普通自動車対応免許の更新ができません。

 

更新の流れ

 

手数料

• 高齢者講習（２時間）…6,450円
• 高齢者講習（１時間）…2,900円
• 運転技能検査　　　　…3,550円
• 認知機能検査　　　　…1,050円

 

サポートカー限定免許

申請により、運転できる自動車等の種類をサポートカーに限定する条件を付与した「サポートカー限定免許」が新設されます。

 

高齢者講習は、70歳以上の方が、運転免許を更新する場合や継続するために受ける必要がある講習です。

免許証の更新期間の満了する日(満了日)の年齢が70歳以上の方で免許証を更新する方は、更新手続き前に高齢者講習等を受講しなければなりません。

なお、満了日の年齢が75歳以上の方については、高齢者講習を受ける前に認知機能検査を受けなければならず、過去３年間に一定の違反行為をした場合は併せて運転技能検査の受検が必要です。

認知機能検査や運転技能検査、高齢者講習を受けない場合には、運転免許の更新ができません。

 

また、75歳以上のドライバーの方で、認知機能が低下した場合に行われやすい違反行為(信号無視、一時停止違反等)をしたときは、臨時認知機能検査を受けなければなりません。また、検査の結果、認知機能の低下があった場合には医師の診断を受け、「認知症ではない」と診断された場合は、臨時高齢者講習を受けなければなりません。

臨時認知機能検査や臨時高齢者講習を受けない場合は、運転免許の停止や取消しとなります。

 

認知機能検査や運転技能検査、高齢者講習は、県下の自動車教習所で受けることができます。

検査や講習は予約制となっていますので、高齢者講習通知書等が届きましたら、速やかに最寄りの自動車学校に予約をお願いします。

 

高齢者講習

満了日の年齢が70歳以上75歳未満の方

※普通車対応免許以外をお持ちの方は、実車指導の無い１時間の講習です。

 

満了日の年齢が75歳以上の方（先に認知機能検査を受けてください）

認知機能検査

高齢者講習(認知機能検査の結果、認知症のおそれなしと判定された方)

受講期間	免許証の有効期間満了日の6か月前から満了日まで
講習内容	講義		30分間		合計 2時間
	運転適性検査器材による指導		30分間
	実車による指導		1時間
	(受付時間や休憩時間は別に設けます。)
講習手数料	6,450円 2,900円（実車指導免除の方）※
交付証明書	高齢者講習終了証明書

※普通車対応免許以外をお持ちの方、運転技能検査受検済みの方は実車指導の無い１時間の講習です。

認知機能検査の結果、認知症のおそれありと判定された方

臨時適性検査（専門医による診断）を受け、又は医師の診断書を提出していただくお知らせが公安委員会から届きます。

 

運転技能検査について

検査の内容等

運転技能検査は、普通車で検査コースを走行し、運転技能を採点するもので、

• 運転免許の更新期間の満了日する日の年齢が75歳以上の普通自動車対応免許を保有している方で、過去３年間に一定の違反歴がある方が更新するとき

に受ける必要があります。

検査は100点満点で採点し、

• 大型第二種免許、中型第二種免許又は普通二種免許保有者（若しくは受けようとしている方）…80点以上
• 上記以外の方…70点以上

で合格となります。

検査は更新期間満了日前６ヶ月以内で繰り返し受検できますが、不合格の場合は普通自動車対応免許の更新ができません。

 

検査期間	免許証の有効期間満了日の6か月前から満了日まで
検査内容	指示速度による走行、一時停止、右折、左折 信号通過、段差乗り上げ
検査時間	約20分間
検査手数料	3,550円
交付証明書	運転技能検査受検結果証明書 ※検査の成績が70点以上の者に交付

 

過去３年間とは

　運転免許の有効期限が満了する日の直前の誕生日の160日前の日前３年間

 

対象となる違反

• 信号無視
• 通行区分違反
• 通行帯違反等
• 速度超過
• 横断等禁止違反
• 踏切不停止等・遮断踏切立入り
• 交差点右左折方法違反等
• 交差点安全進行義務違反等
• 横断歩行者等妨害等
• 安全運転義務違反
• 携帯電話使用等

 

認知機能検査について

検査の内容等

認知機能検査は、手がかり再生・時間の見当識の２つの検査を行い、記憶力や判断力を測定するもので、

• 運転免許の更新期間の満了する日の年齢が75歳以上の方が運転免許を更新するとき（更新時認知機能検査）
• 免許を保有している75歳以上の方が一定の違反（信号無視、一時停止違反等）をしたとき（臨時認知機能検査）

に受ける必要があります。

検査の結果は、

• 認知症のおそれなし
• 認知症のおそれあり

に分類され、このなかで「認知症のおそれあり」と判定された方は、医師の診断が義務付けられます。

検査期間	免許証の有効期間満了日の6か月前から満了日まで
検査内容	手がかり再生、時間の見当識
検査時間	約30分間
検査手数料	1,050円
交付書類	検査結果通知書

 

詳しい内容はこちらをご覧下さい

認知機能検査検査用紙

検査用紙[PDF：125KB]　※こちらは現行の検査用紙ですが、参考としてください。

認知機能検査の検査用紙イラスト

• 検査用紙イラスト(パターンA)[PDF：389KB]
• 検査用紙イラスト(パターンB)[PDF：265KB]
• 検査用紙イラスト(パターンC)[PDF：507KB]
• 検査用紙イラスト(パターンD)[PDF：479KB]

 

臨時認知機能検査・臨時高齢者講習

臨時認知機能検査

75歳以上のドライバーの方で、認知機能が低下した場合に行われやすい違反行為(信号無視、一時停止違反等)をした場合は、臨時認知機能検査を受けなければなりません。

臨時認知機能検査を受けないときや臨時認知機能検査通知書の受領後1月以内に臨時認知機能検査を受けないときは、運転免許が停止・取消しされます。

臨時認知機能検査の対象となる違反行為の例

• 信号無視
• 通行禁止違反
• 通行区分違反(右側通行等)
• 横断等禁止違反
• 進路変更禁止違反
• 踏切不停止等
• 一時停止違反
• 安全運転義務違反

検査期間	臨時認知機能検査通知書の受領後1ヶ月以内
検査内容	手がかり再生、時間の見当識
検査時間	約30分間
検査手数料	1,050円
交付書類	検査結果通知書

 

臨時高齢者講習

臨時認知機能検査を受け、認知機能の低下が運転に影響するおそれがあると判断された方は、臨時高齢者講習を受けなければなりません。

臨時高齢者講習を受けないときや臨時高齢者講習通知書の受領後1月以内に臨時高齢者講習を受けないときは、運転免許が停止・取消しされます。

受講期間	臨時認知機能検査通知書の受領後1ヶ月以内
講習内容	講義		30分間		合計 2時間
	運転適性検査器材による指導		30分間
	実車による指導		1時間
	(受付時間や休憩時間は別に設けます。)
講習手数料	6,450円 2,900円（実車指導免除の方）※
交付証明書	高齢者講習終了証明書

※普通車対応免許以外をお持ちの方は、実車指導の無い１時間の講習です。

 

講習場所一覧表(自動車教習所)

下記の自動車教習所に直接電話で申し込み(予約)をしてください。

 

 

---

高齢者講習のお問い合わせ先

運転免許トップへ