公開日 2024年11月08日
更新日 2025年06月11日
オレオレ詐欺の発生(組織犯罪対策課)
令和7年5月31日、被害者の携帯電話に、警視庁の警察官を名乗る男から、「徳島県でAという人物を逮捕し、現在Aグループ資金洗浄事件として捜査している」「逮捕したAが、あなた名義のキャッシュカードを持っていて、そのカードで資金洗浄が行われており、Aは、あなたから10万円で売ってもらったと話している」「この事件であなたにも逮捕状が出ているので、着替えを持って徳島県警に出頭してほしい」等と言われた。
その後、徳島県警を名乗る男に電話を繋がれ、事件の話をするのに顔を見たい等と言われ、コミュニケーションアプリのビデオ通話で、「Aからあなたに犯罪資金等が振り込まれていないか確認する必要がある」「お札に記載された番号でAが送った金かどうか判断できるので確認のため、あなたの口座に入っている金を指定した口座に送ってほしい」「あなたが捜査協力をしないのであれば、朝一で逮捕します」「逮捕されれば被害者は多数いるので1年くらいは外へ出られない」等と言われた。
被害者の名前が記載された逮捕状の画像が送られてきたので、逮捕状があるのだと思い、相手の言うことを信じて指定された口座に41万円を振り込みだまし取られたもの。
オレオレ詐欺の発生(組織犯罪対策課)
令和7年3月29日に在日中国大使館の職員を名乗る男から被害者の携帯電話に電話があり、「ある中国人が出入国の審査の申請時に、あなたのクレジットカードを持っていて、それが犯罪に関与しているので、上海の警察に連絡する必要がある」等と言われた。
上海の警察を名乗る男に電話が代わり、「詐欺事件の犯人として浮上している」「取調べのために通信アプリをダウンロードしろ」等と言われ、その日以降、毎日、通信アプリで取調べを受ける。
ある日、相手からビルから人が飛び降りる映像が送られてきて、飛び降りた人があなたが関わっている事件の被害者だと説明してきて、この件であなたを逮捕すると言われた。
逮捕されないために10万人民元を支払えと言われた。
支払い方法はショッピングサイトで、20グラムの金の延べ棒を購入して、指定した住所に送るように言われたり、相手が指定する口座に国際為替送金を使用して、香港ドルで4月9日から4月16日の間に6回にわたり送金したりして時価合計約194万円をだまし取られたもの。
架空料金請求詐欺の発生(組織犯罪対策課)
令和7年5月27日、被害者の携帯電話に東京NTTのBを名乗る男から電話があり、「料金の未納があるので電話しました」「未納料金は29万9800円です」「今日中に支払ってもらわないと裁判になります」等と言われた。
続けて、「電子マネーカードで支払えます」「近くのコンビニで買えますよ」等と言われた。
被害者が銀行で未納料金を引き出すことを伝えたところ、「電話は切らずにそのままにして行ってください」「この件は家族でも喋ったらいけません」等と言われた。
指示通りに電話を繋いだままの状態で銀行に行き、現金を引き出したことを伝えたところ、「それではコンビニに行ってください」「電子マネーカードがありますよね」「それで30万円分購入してください」等と言われ、指示通りに電子マネーカード30万円分を購入し、Bにコード番号等を伝える。
その後、東京NTTのCを名乗る男から電話があり、「別会社にも未納料金があります」「支払わないと裁判になる」等と言われ、再び銀行で現金を引き出し、コンビニエンスストアで電子マネーカード50万円分を購入し、自宅に戻って、Cにコード番号等を伝えなどして、合計80万円をだまし取られたもの。