交通

公開日 2023年11月11日

更新日 2024年01月28日

運転免許センターでの仕事

運転免許センターの業務は何ですか?

 免許センターと聞いて、皆さんが一番身近に感じるのは、免許の更新業務でしょうか。

 他に、原付免許等の取得に向けた各種試験を行っているイメージがあると思います。

 免許センターには、免許係、講習係、試験係、教習所指導係、安全運転支援係、行政処分係があり、免許に関する様々な分野で、約60名の職員が働いています。

 

安全運転支援係とはどんな仕事ですか?

 私は、昨年4月から免許センターに配属され、安全運転支援係で、一定の病気に該当する方の運転免許手続きに従事しています。

 一定の病気とは統合失調症、てんかん、再発性の失神、認知症、そううつ病睡眠障害、脳卒中、アルコール依存症などを指し、その病気に該当する方が、運転に影響する症状を呈していないか、聞き取りをしたり、診断書の提出を求めたりして、免許継続の可否を判断しています。

 また、身体に障害のある方には、免許センターのコースを使って実際に車を運転してもらい、安全な運転に支障がないか確認させてもらいます。

 運転に関する様々な相談については、安全運転相談ダイヤル(#8080)で、お受けしていますので、不安に思われたり相談したいことがあれば、お気軽にご利用ください。

 

家庭との両立はできますか?

 免許センター初の女性警察官とあって、私自身プレッシャーに感じるところもありましたが、明るくパワフルな上司や仲間に恵まれ、毎日楽しく仕事をさせてもらっています。

 残業もありますが、保育園の迎えがある時などは「早く帰りよ」と声をかけてくれたり、勤務配慮もしてくれますので、仕事と家庭の両立ができています。

 高知県警も女性警察官の割合が増えており、子どもがいても、できる仕事はたくさんあることを身をもって証明していきたいと思います。

 少しでも後輩警察官の道標になれたらいいなと思っています。

([運転免許センター・女性警察官]による投稿)

 

 

交通警察の仕事

交通警察とは?


    悲惨な交通事故を1件でも防げるように・・・と願いながら、日々、仕事をしています。
    交通警察の業務には、パトカーや白バイによる交通指導取締り、交通事故捜査のほか、子供等への交通安全教育、信号や標識などの管理、運転免許に関する事務等があります。

 

女性警察官・職員の配置状況は?


    白バイ隊員や高速道路交通警察隊員、交通事故の偽装による保険金詐欺事件等を捜査する交通特別捜査班にも女性警察官が配置されています。
    また、警察署の交通課で交通指導取締りや交通事故捜査、許可事務を担当するだけでなく、交通課長として事件指揮をとるなど、幹部として活躍する方もいます。
    管理職、白バイ隊員・・・、やる気と実力があれば、性別に関わらず、要職に登用されています。

 

私事ですが・・・


    現在、交通指導課で駐車対策係・通告係・指導取締係を兼任しており、主に、警察署の警察官等が交通指導取締りを行うために各種調整等の事務処理を担当しています。
    私生活では、小学生の子供が2人おり、目下、仕事と子育ての両立に奮闘中です。上司・同僚が勤務時間等に配慮をしてくれることも多く「子育てを言い訳に、十分仕事ができていないのではないか。」と心配になったり、一方で、当直日や帰りが遅くなった日の子供の不安そうな様子を見て「子供に寂しい思いをさせている。」と悩むこともありますが、総じて忙しくも楽しい日々を過ごしています。
(※ 当直勤務や時間外勤務は、子供の年齢や家庭状況等に応じて適宜免除されます。)

 

警察職員を目指す女性の皆さんへ


    現在、県警察には、やる気や実力等が評価され、第一線で活躍している女性幹部や専門性を持った女性警察官・職員がたくさんいます。
    他方、女性に限らず、育児や介護、自身や家族の健康状態等により働ける時間や場所に制約がある中でも、仕事と家庭を両立させながら、限られた時間で最大限の力を発揮して働いている人もたくさんいます。
    その点において、県警察は、女性にとって、個々、色々な事情を抱えながらも、それぞれが、それぞれの形でやりがいや目標を持って、生き生きと働ける職場だと感じています。
    高知県の安心・安全を守るため一緒に働きませんか?交通警察でお待ちしています。

([交通指導課・女性警察官]による投稿)

 

 

 

交通事故分析の仕事

【交通部の方はどんな仕事をしていますか?】


 「交通部の仕事といえば、白バイやパトカーなどで交通取締りをしているイメージが強いと思いますが、取締り以外にも様々な仕事があります。交通事件の捜査をすることもあれば、小学校で子ども達に交通ルールを教えたり、運転免許の仕事をすることもあります。
 私も、昨年までは交通事故の捜査をする「事故係」の仕事をしていましたが、今年からは警察本部の交通企画課で「交通事故分析」の仕事をしています。

 

【事故分析とは何ですか?】


 「交通事故分析の仕事」を簡単に説明すると、「県内で発生した交通事故の発生状況や原因等の統計を取り、それを基に分析を行い、結果に基づいた事故防止対策をたてる仕事」です。
 事件を捜査して犯人を捕まえたり、白バイでの街頭活動に比べると、華やかな仕事とはいえないのかもしれません。
 しかし、発生した交通事故を、どういった切り口で、どういった着眼点で分析するかによって、効果的な事故防止対策が変わってきます。また、分析結果を分かりやすく県民の皆様にお伝えすることで、県民の交通安全意識が変わってきます。それらは直接的に、交通事故の減少、防止に繋がります。
 私達の分析は、高知県だけでなく全国の交通事故防止対策にも反映されるため、間違いが許されない、とても責任がある仕事ですが、「交通事故をゼロにしたい」との思いから交通警察官を目指した私にとっては、とてもやりがいのある仕事です。

【女性が男性社会で働くのは大変ではないですか?】


   警察官といえば男性警察官を思い浮かべる方が多いとは思います。しかし近年、女性警察官の割合が増えてきており、私にも、頼りになる女性の上司や、なんでも相談できる女性の同僚がたくさんいます。
 「女性が警察官の仕事をするなんて大変そう」と言われることもありますが、一般的に想像するような「男性だからこそできる仕事」がある分、「女性じゃないとできない仕事」があります。
   だからこそ、「私だからできた仕事」「私だからまかせてもらえた仕事」というのを感じられる機会は多いです。
 警察官は「女性には向いていない仕事」ではなく、柔軟な女性らしさを生かした仕事もできる場所だと感じています。

【家庭との両立はできますか?】


 「休みがなく忙しい」「家庭そっちのけ」というのが警察官のイメージだと思います。
 しかし、そんなことはありません。
 私の経験ですが、入籍をした際、私よりも先に上司が、入籍に合わせて取得できる休みはないのかと調べてくれ、休暇取得を進めてくれました。また、「早く帰りよ」「休みを取ってね」など、いつも上司のほうから気を遣って声を掛けてくれます。
 警察官の仕事は、決して楽でないのは確かです。でも、だからこそ、上司や同僚がそれを理解し、サポートしてくれるので、仕事と家庭を両立することができます。
                                                                         

([20代・女性警察官]による投稿)

 

 

 

白バイの仕事

○ 仕事内容

 交通部門は、主に事故事件捜査や交通違反に対する指導取締りを行うなど、県民の交通の安全を守るために活動しています。交通部門の仕事は、警察署の交通課の他、警察本部の中にも様々な部署があります。私が現在勤務している交通機動隊は、白バイに乗務して行う交通指導取締りを中心に活動し、時にはイベントに参加して、交通安全に対する呼びかけを行ったりもしています。

○ 「安全運転でお願いします」

 私が「仕事をする上で大切にしていること」は、違反処理を終えたときの一言、「安全運転でお願いします」です。取締りを行っていると、故意に違反をしている人だけでなく、うっかりしていて違反をしてしまう人がいますが、うっかりしていたとは言え、ほんの一瞬の見落としや気の緩みで、人の命に関わるような大きな事故にも繋がってしまいます。
 誰一人として良い思いをすることのない交通事故を一件でも減らすために、違反者に対する指導はもちろんですが、最後に「安全運転でお願いします」と声をかけることで、今後交通違反や交通事故をしないように「少しでも気をつけよう」、「これを機に自分の運転をもう一度考え直してみよう」と思ってもらえるようになればという気持ちを込めて、最後に掛けるこの一言を大切にしています。
 また、白バイに乗務中は、基本的に一人で違反者に対応するので、女性ならではの柔らかさの中にも、どんな相手に対しても絶対に怯むことのない強さと信念を持って、毅然とした対応ができるように心掛けています。

○ 仕事のやりがい

  取締りをしていて感謝されることは正直あまりありません。しかし、取締りをしていると近くの住民の方や、イベントなどに参加してくれた方から「かっこいい」、「頑張って」と声を掛けてもらえることがあります。他の事件解決などと違い、交通取締りの効果はすぐに現れるものではないかもしれませんが、地道に活動を続けていくことで、県民のみなさんが被害に遭う事故が一件でも減っていくことを願い、今後も一生懸命業務に取り組んでいきたいと思っています。

あきの(「20代・女性警察官」による投稿)
女性白バイ隊員乗車 女性白バイ隊員降車

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